投げてみたくて

本日は、B級グルメの代表格　"たいやき"　についてです。



これまで、紹介してきたB級グルメが町おこし的な意味合いで、
その地区でローカルフード的なものでした。

それに対して、たいやきは、完全に全国区、広く日本中に、
根づいているため、ローカルフードには、なりにくい性格を持っています。


しか～し、しっぽにアンがあるのないの、頭から食べるのがどおの、

と、熱い論争を巻き起こす日本的ローカルフードなのです。



で、
今回ご紹介するのは、三重の南伊勢町、宿田曽の「山新」さんのたいやきです。





そう、ここのたいやきは、街中でよく食される　"養殖もの"ではなく、天然もの　なのです。


"養殖もの"とは、鉄板にいくつも鯛型があり、一度に何匹も焼き上げるものです。

それに対し、"天然もの"は、長い棒の先に鯛型が付いており、一匹づつ焼き上げるものです。

当然、両者には、味に違いが出ます。

養殖ものの利点は、大量生産ができる点と
アルバイトの方でも商品の品質に"ムラ”ができにくいことですが、
弱点は、微妙な焼き加減を出しにくい点にあります。


それに対して、天然ものの方が、
熱が均等に通りやすいため、皮に、香ばしさを出すことができます。
但し、一匹ずつ、焼くので、大量にはできません。また、商品の品質を均等に、
するには、ある程度の経験を積むことが必要になり職人的な技術が必要になります。

因みに、名古屋地区では、一部を除いて、ほとんど養殖ものです。


そう、今日ご紹介するのは、現在では、数少ない天然ものを
食せるお店なのです。

しかも、それだけでは、ありません。
通常、天然ものを出す店は、"粒あん"のみがほとんど、
たまに"クリーム"の2種がある程度が多いのですが、

ここは、違います。

バリーエーションが豊富(天然ものでですが、）

あん、クリーム、チョコ、チーズがあり、



チーズ

さらに、 ミックス、つまり2種組合せが可能なのです。

天然もので、これは、かな～り珍しいです。
３０円アップだけなので絶対こちらがお薦め～。



しか～も、ここは作り置きしません。
注文を受けてからしか焼きに入りません。（オー！）
１５分前後は待つことになりますが、その価値はあります。

逆に、少ない数だと恐縮しちゃいます。
（私は、２枚だけでした。）
でも、全然気さくに、「いいですよ～。」といって頂けます。


このお店は、不定休なのでいつ行ってもやっているわけではありません。
私は、先日、３回目にしてようやくゲットできました。
そう私にとっては長い間、"幻のたいやき”だったのです。


地元でない方は、行かれる時は、電話等で確認することをお薦めします。





次は、白いたいやき・・・、　　えっ！？　それはいい？？

およびでない？およびでない？
こらまた、失礼いたしやした～。